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京のてんてん
千本中立売を少し北へ歩くと、東側に見えてくるのが、「京のてんてん」本店です。落ち着いた町家を改装した店舗には、色とりどりの手ぬぐいがディスプレイされています。 「てんてん」とは、京ことばで「手ぬぐい」のこと。今でも舞妓さん達によって使われている言葉です。手ぬぐいは、江戸時代には庶民の生活必需品となっていました。端が切りっぱなしになっていますが、これは下駄の鼻緒が切れたときの代用にしたり、怪我をしたときに包帯代わりにするときに、切り裂き易いように。つまり、日常的に気兼ねなく使う小道具なのです。落語の小道具として、扇子と共によく使われる手ぬぐいは、現代の日常生活でも様々な使い方があります。
目を惹く現代もののデザインは、全てグラフィクデザイナーの増田千賀子さんによるもの。手ぬぐいといえば江戸調で男性向けの商品が多かったため、女性が使いたくなる手ぬぐいを作ろうと始めたのがきっかけだとか。
本店の隣には昭和テイストがふんだんに盛り込まれた、「カフェー天Q(テンキュウ)」があります。お出汁とモチモチ麺が自慢「京都のお饂飩」と、スペシャリティー・コーヒーが同時に味わえるという不思議な空間は、何故か居心地のいい瞬間をもたらしてくれます。

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