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亀屋重久
京都中心部から北西へ。嵐電北野線が通り、北野白梅町駅、等持院駅、龍安寺駅、妙心寺駅、御室仁和寺駅と続くのどかなこの地域は、金閣寺や龍安寺、仁和寺などの世界文化遺産がひしめく名刹の地でもあります。
妙心寺駅を降りて東へ歩くと、妙心寺の北門前にたどり着きます。この門前に店を構えているのが「亀屋重久」。創業は江戸時代後期の享和2(1802)年。近隣の寺院の御用達をつとめながら、代々暖簾を守り続けてきました。
そもそも和菓子というのは、奈良時代より仏教文化のもとに花開いたもの。鎌倉時代には、禅宗において点心(定時の食事の前後に食べる軽いもの)として広まり、その後茶の湯と共に大きく発展しました。
この店の手づくりの素朴な和菓子は、落雁(らくがん)や洲浜(すはま)、なめらかなこし餡が特徴で、口どけがよくやわらかい食感が魅力。「衣笠(きぬがさ)」「雙ヶ岡(ならびがおか)」「おむろ」......。店周辺のイメージを表現した小さな和菓子が、まるで京都を小さく形づくっているかのよう。
ひとつの地名からずっと昔のできごとが見えてくるのは、京都という土地ならではのこと。ゆかりの名を与えられた和菓子を愛で、味わいながら、遠い時代に思いを馳せてみてはいかがでしょう。