加茂川と高野川が交わる下鴨神社・糺の森のすぐ東に、安政三年（1856年）創業の料亭、『下鴨茶寮』はあります。
平安朝のころから代々下鴨神社の包丁人を努め、朝廷の勅使をもてなしてきたことをルーツにもつ、京都の老舗料亭のひとつ。全国的にもその名を馳せています。
大きな暖簾をくぐり一歩足を踏み入れると、歴史を感じる館内や調度品に心を惹かれます。長きにわたり手入れされ続けてきた美しい庭園を眺めながら、常に進化し続ける、『京料理』を頂く時間は、まさに至福の瞬間です。
創業から160年近く経った今でも、『客人を想う強い気持ち』という教えを守り続け、並々ならぬ情熱を注いできた下鴨茶寮。
京都だけが持つ独自の文化や美しさを、お料理やおもてなしの心を通じて、世界中に発信していくことを信条に、変わるものと変わらないものを見極めながら、これからもお客様の、『心に残るひととき』を提供し続けていきます。